美味しい料理と美味しいお酒
女性だけが集まって食事をしたり、お酒を飲んだりする女子会が盛んになるにつれて、居酒屋でも女性客を意識するようになってきました。
女性だっておいしい料理を食べながら、お酒を飲んで大いに盛り上がりたいという気持ちは男性と同じです。
とはいえ、居酒屋にはどうしても中年男性の食事の店というイメージが強いこともあり、女性が女子会を開くのに店を決める際は、居酒屋は却下することが多いでしょう。
居酒屋としてはこれだけ女子会が頻繁に行われていることを考えると、女性客にターゲットを絞ってどんどん女性に来てもらった方が、男性よりもよく利用してくれて、しかも食べたり飲んだりといった量も多くなりそうに感じられます。
そこで、女性がよろこぶポイントは何かを考えた店づくりをすることにより、女性客をたくさん呼び込める居酒屋になるでしょう。
美味しい料理と美味しいお酒だけでは、女性はなかなか来てくれないからです。
落ち着いた雰囲気で女性にもおすすめの店
何が女性にとって魅力的と思えるのか
お酒には利尿作用がありますので、2時間ほどもかけて食事をしていれば、どうしてもトイレに行きたくなります。
女性が敬遠するのは、男性と女性が一緒に利用するタイプのトイレや、別々であっても清掃が行き届いておらず、汚れているトイレです。
そこで男女でトイレを分け、女性用のトイレには化粧直しがゆったりできるスペースを設けておくと、確実に女性の心をつかむことができます。
さらに、トイレは洋式トイレが当たり前、それがどこもかしこもぴかぴかにきれいにされていれば、女性は満足してまた来ようと思ってくれます。
男性だって汚れたトイレは不快ですが、女性の場合、化粧室という言い方からもわかるように、化粧直しなどで長い時間いることになる場所ですので、より清潔できれいな空間が好まれるというわけです。
プライバシー空間が演出できる席
店内の席の配置も、女性客を多く取り込むには重要です。
どこからも見えるとなると、お座敷ならずっと正座をしていなければならず、かなり大変です。
かといって、横座りが楽かというと、これまた腰に負担がかかって座っているのがつらくなります。
テーブル席もいいですが、冷え性の割合が高い女性のために、掘りごたつを作ることができれば、きっと喜んでもらえます。
冬場は足を入れれば温かく、夏はお座敷なのに正座せずに座った状態でいられますので、長時間の飲食も楽ちんです。
スカートの女性でも気にせず座れますし、スタッフから見える低い位置に座ってもらうことにより、隣との間に衝立をたててプライバシーを保つようにしても、料理の注文や提供に支障はないでしょう。
女性の目線でみれば、女子に支持される人気の居酒屋になります。