男性人気は騒いでくつろげる従来の居酒屋

もともとは男性の場所だった

庶民がお酒を飲酒するようになったのは江戸時代からだといわれています。
当初は酒屋で購入するスタイルでしたが、次第に酒屋に設けた席で飲むスタイルが増えていき、それを居酒と言いました。
そして、居酒ができる酒屋を居酒屋というようになります。
これまで一緒くたに扱われていた酒屋は次第に、お酒を販売するだけの酒屋と居酒をするだけの居酒屋に分かれていきました。
時代に合わせて食べ物屋でもお酒を置くようになり、現在のような居酒屋のスタイルが出来上がっていきます。
江戸では独身男性の一人暮らしが多く、お酒と食事を一度に済ませられる居酒屋は便利で、男性の支持を得ていきました。
居酒屋に女性のお客が増えていったのは昭和後期とされており、今でこそ女性客は当たり前にいますが、居酒屋は長い間男性だけの酒場だったのです。
女性でいうところの井戸端が、男性にとっては居酒屋だったのかもしれません。

男性人気は大衆向けの居酒屋

今では女性客も増えていることから、内装やメニューがオシャレになった居酒屋も少なくはありません。
ただ、オシャレなメニューが合わない、綺麗な店内が居心地が悪いという感じる男性は少なくなく、同性同士で飲みに行くときは大衆居酒屋が人気です。
料理、値段、雰囲気が大衆向けで、悪く言えば乱雑、よく言えばくつろげるような居酒屋です。
女性客も少なくはありませんが、男性同士で周りの目を気にしないで飲めるのが人気の理由でしょう。
若者ならリーズナブルなチェーン店が多く、年齢が上がってくると落ち着いた個人居酒屋を選ぶ人もいます。

掛川で人気の居酒屋「呑楽炉(のらくろ)」

女性とデートするなら

気軽に会話ができるという理由からデートに居酒屋を選ぶ男性は少なくありません。
最近は個室の居酒屋も多いので、二人きりの空間でゆっくりと会話をすることができます。
デートだから女性目線で選ぶべきなのかと思いきや、意外と女性はデートで普通の居酒屋を求めています。
オシャレな居酒屋は女性同士で行くことが多いので、わざわざ男性と行かなくてもいいと考える女性は少なくありません。
とはいえ、サラリーマンばかりが集まるような居酒屋は女性には居心地が悪く感じる可能性が高いのでNGです。
するとやはり、男女の比率に肩よりがない大衆居酒屋を選ぶのがいいでしょう。
デートの場合はお酒の内容よりも料理のメニューを重視して選んだ方が良いでしょう。
すると、特定の料理をメインに扱う居酒屋もおすすめです。
その上で、男性である自分も肩をはらずに利用できるお店を選びましょう。